SAKURA(水川寿也 作曲)

「SAKURA」  水川寿也 作曲

第51回定期演奏会の最後を華やかに飾る、大合奏です。
以下より曲の紹介に参ります~ヽ(´∀`)ノ




*曲について

(以下、作曲者より)

 誰もが知っている「さくら」のメロディーをモチーフに作曲しました。
 私の作品の八重奏シリーズとしては初めての一楽章形式です。

 長い冬も去り、里山に春が訪れ、さくらの花を待ちわびていた村人たちは、お花見の話で明るく華やいでいます。
 薄桃色の蕾も膨らみ、さくらの花は村を白く染める。
 やがて花は花吹雪となり大空を舞い踊る。
 このようにイメージしてみましたが、皆様にはどんな情景が見えますでしょうか?


<序盤>
全体で元気よく跳ね、華やかに開幕します。
決まったサビが繰り返し大迫力で奏でられ、聴く人をこの曲へと引き込みます。

イメージとしては 蕾~開花初期の日中の桜
「これから起こる新しい出来事へのワクワク感」ある桜を表現します!

<中盤>
綺麗で優しい箏のピチカートからはじまり、さっきまでの元気な様子から一転し哀愁ただよう世界へと移り変わります。
十七絃メロディ、箏ソロもあり、美しい箏の魅力が最大限に発揮される場面となります。
ソロ後は拍子も変わり、三絃が加わって終盤へ向けて盛り上がる雰囲気となります。

イメージは 夜桜 ・・・日中の桜と違ってどこか儚い美しさを感じますね。
春は「出会い」もあり待ち遠しいものですが、それと同時に「別れ」もあります。
色々と慌ただしい春、夜は落ち着き、ふと襲われる寂しさと哀愁。
それを乗り越える時期でもありますね^^


<終盤>
三絃ソロが中盤から繋ぐ役目となります。
ソロ中で徐々に盛り上がり、またまた壮大でカッコよく始まり、あっという間に終わっていきます。
各楽器のPRタイム(←?)が順にあり、最後あなたは和楽器に完全魅了されて終幕を迎えることでしょう!!

イメージは桜の満開時期~。ものっっっっっっすごい 桜吹雪 になってますよね、あの荒ぶった感じです。←
満開時期から桜が散る頃にはもう、前向きに頑張る決意が固まってますね!


「世中(よのなか)にたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」(在原業平、825-880年)


「世の中に桜などなければ、春は心のどかに過ごせるだろうに」
という反語的な表現で、桜のことで落ち着かない心持ちを現している和歌です。

のどかな春の日に咲き、しかしあっという間に散ってしまう桜は、日本人にとって人間の生と死の象徴であったそうです。

また、武士の世になって、咲いてはすぐに散る桜は、現世に執着せず、義のために命を捧げる武士の生き方の象徴とされたとも。


曲中の明るく楽しい様、ゆったりと愁いある様、
極端な強弱や合間のGPなどの静と動、
終始激しく変化し、颯爽と終わっていくこの「SAKURA」という曲は、上記のように多くの日本人が歌にして桜を愛でたのと同様に、
一曲を通して桜の様々な顔をイメージされるように作られたのでしょうね(´ω`人)



*ソロについて(第Ⅰ箏、第Ⅰ・Ⅱ三絃)

<箏ソロ>
中盤の転換部分にソロが入ります。
儚くも美しい音色が奏でられます。表現力が問われるぞ、3年生の力見せてやれ!!!

<三絃ソロ>
綺麗で情熱的な中盤から、ハイテンポでカッコイイ後半へと繋ぐ役目になります。
さらになんと、、、
1年生(和楽器初心者)が担当します!!!ヽ('ㅅ' ;ヽ三 ノ; 'ㅅ')ノ

本当は第Ⅰ三絃、第Ⅱ三絃の掛け合いとなるのですが、
第Ⅱ三絃である1年生2人だけでその掛け合いを実現させます。
やはり経験を積んだ上級生とまだ楽器を始めたばかりの1年生との間では音質・技術の差が生まれてしまうこと、
そして何より1年生2人が上手なことから、ソロを1年生だけに任せてみました☆

2人の音が共通の拍に当てはまり、三絃らしくバシッとした音がカッコよくきまってます。
ストイックで貫禄ある2人ですが、もちろん人前でのソロなんて緊張するので、
観客席でお聴きになる皆様は暖かい目で見守ってくださいね🙇



以下、邦楽をやる人向け

*楽器構成
箏3、十七絃、三絃2、尺八2


*難易度・見所
中級といったところでしょうか。
すべてのパートに主旋律を背負う場面があり、リタルダンドやG.P.、ケシ、三連符など、タイミングを全体でそろえるという大合奏ならではの難しさはありました。
ですが、なじみやすいメロディであるのと、各楽器ごと順番に主旋律がまわってきたりなどとわかりやすい曲なので、
みんなで楽しく大合奏♪にもってこいの曲です。
パート振り分けは以下の通りにしました。

 第Ⅰ箏:かなっぺ(3年生)
 第Ⅱ箏:おゆい(2年生)
 第Ⅲ箏:こゆい(1年生)、もりしー(1年生)
 十七絃:はるちゃん(2年生)
 第Ⅰ三絃:寺D(2年生)
 第Ⅱ三絃:さとちゃん(1年生)、K(1年生)
 第Ⅰ尺八:さき(3年生)
 第Ⅱ尺八:こんちゃん(1年生)

ご覧の通り、構成員の半数を1年生が占めているので簡単なように思われがちですが、そうでもありません。
わりと伴奏に回ることの多い1年生達ですが、土台がしっかりしてこそ主旋律が際立つものです
安定と雰囲気作りは伴奏で決まるといっても過言ではないほど・・・。がんばって練習してくれています(ノ_<)

<箏>
第Ⅰ箏>第Ⅱ箏>第Ⅲ箏といった難易度です。第Ⅲ箏は音数が少なく1年生でも取り組みやすいでしょう。
ピチカートやトレモロは時々出てきますが、押し手やスクイなどの技法が少なく初心者にも取っつきやすいかと。
※ただし第Ⅰ箏が最も指の動きが細かくソロもあって目立つので、特に音質の良さを求められるパートです。
3パート内の掛け合い場面が多く見られ、箏パート内練習が超需要。
裏メロとして他パートと全く違う動きをすることが多く、雑にならないよう丁寧に表現する力が求められます。
第Ⅲ箏は1年生2人が担当してくれています。音数は少ないのですが、パート内で一つの音に聞こえるよう合わせるのが難しかったようです::(特に押し手の音)
伴奏にまわることも多く、メトロノームと共存してくれています←

<十七絃>
音数が少なく簡単かと思いきや、逆にしんどい!というのが演奏者の心の声。
大合奏であれば、基本的に十七絃がリズムをつくってテンポキープし、周りに自分の音を聞かせるという安定剤の役目を担います。
しかしながら1小節中3音しかない&そのうち2音目は裏拍となると、想像できますね。
他の細かい動きをしたパートがヒートアップすれば止められる者がいません(((
一章と三章はほとんど同じリズム、2章は静かな場面でのメロディということもあり、
演奏者の子は少ない音数の中で音質の変化や雰囲気作り、どのように弾けばテンポキープしやすいかについて、特に意識してくれたようです。
また、一番後ろに配置され(ごめんね)ていることもあり、大人数の中でピチカートであろうが何であろうが
他の楽器に埋もれないよう120%の力を常に出してくれています(;д;)

<三絃>
スクイが程よく出てきますが、それほど難しくはなく1年生でも取り組めるようです。
第Ⅰ三絃の方が細かい動きが多く、かっこいいメロディを奏でます。
リズム伴奏になることも多々あり、安定性が求められます。曲中早くなってしまいやすいところは全体を巻き込むので要注意ですね。
両パートによるソロの掛け合いは、息を合わせバシッときまるとホントにホントにかっこいい(かっこいいしか言ってない)
大体おいしところを持っていきます((
今回は第Ⅱ三絃は2人もいるため、パート内と全体での音量バランスにとても気を配ってくれました。2人の音は融合して完全に一人分★
第Ⅰ三絃の先輩ちゃんは、音量負けないようにガンバレ( ^o^)ノ

<尺八>
ソロもなく両パートそれぞれバランス良くメロディを担うことがあり、どちらでも一年生が担当することができるでしょう。
特殊な技法はなく、むしろ低音から高音、程よいメリカリの指定音があり、初心者向けの良い練習になるでしょう。
絃楽器に負けないよう、メロディのときはいつも全力です(笑)(そのときにメリ音があると辛い)
序盤は2拍三連符を率い、中盤の綺麗な雰囲気のところはソロっぽいところであることから、柔らくも芯のある美しい音質が求められます。
終盤はとにかくカッコイイからぜってー見てくれよな★
尺八を始めたての一年生にとって辛いところもありますが、楽しんでくれているようですごく頑張ってくれてます!

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第52回
三重大学邦楽部
定期演奏会

令和元年12月22日(日)
16時半開場 17時開演

 

津リージョンプラザお城ホール
→会場アクセス

 

当日500円(前売り400円)

 

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詳細は後日更新します

 

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